投稿日時 2012-10-16 13:23:58 投稿者 m このユーザのマイページへ お気に入りユーザ登録 |
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小説絵の場で映画ってな、でしょーが布教せずにはいられなくなるタイプのハイグレード作品を。 タイトルは普通ですね、サムネ画像地味なヘンです、予告編はとりあえずテンション高いけどよく分からん。 なんで見ようと思ったかって、すすけた暗い色のB級臭、と、鉤十字が侵略に来る話だったからです。 月の裏側(ダーク・サイド・オブザムーン!)から来ます。 侵略というキーワード。教科書には今時侵略とは書かないでしょうからコトバの絶滅危惧種のような。 正面きって侵略言うと不都合なのか、実は不可能という否定の意を含んだ曖昧表現なのか、単に大仰すぎる だけかも、ミステリアスでワイルドな言葉です。侵略モノって愉快な作品が多いですよね! ハーケンクロイツはお好きかな?これはナチズムのシンボルです。 強要・強行された結果、今や海底深く穴を掘って永久封印するしかナイモノ扱いです。が、どんな主義であれ 個人のものであるうちは、無害どころか持ってないほうが残念なヒトだと思うヒトだっているというのに。 知らんのかよ空気読めよになったりするとなんかヘンだ。法律になったら大変だ。 この映画は、鉤十字が間違ったトコロと、安全で楽しい鉤十字の使い方について考えるのに最適です。 まあ大好き、でもないのですがばしっと軍服キメたアーリア人が動く!……視覚的にも豪華です。 本物が外装から整える気概を見せると違うんだというコトだけでもよく分かります。 月面ナチス軍の円盤の名前は神々の黄昏。戦艦ブリュンヒルデ。予告編で「あの世」は本編では「ヴァルハラ」 関係者総員何かのヲタです、予告編で変に目立ってるオタクの標本みたいなヒト、多分監督だと思います。 ファシストを批判した往年の名画も登場。この使い方が上手いです、爆笑馬鹿映画のスタンスは崩さない。 侵略モノの金字塔マーズ・アタック!……の過激さに比べると常識的でハイソサエティな馬鹿映画です。 ドイツでの撮影に「ナチスの勲章や鈎十字を持ち込むには特別許可が必要」で(そうなんだ;)先達から助力を 受けたとか、カンパで1億円もの製作費を集めたとか、これは心温まる関連ニュース。 人種差別、領土問題、外交、政治家のエゴ……痛快な揶揄を入れつつ、本格SF宇宙戦争まで盛り上げての 美しい着地(中二的に歓迎という意味)です、偶然見かける機会が、という節はお見逃しなく。 |
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