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投稿日時
2012-05-22 14:31:08

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えとしてはあまりにも違う◎│ ̄│_

上品な装丁と、ルーシー〈メイドさんのお名前〉におまかせ!というカルそうな題名に引っ掛けられて
読んだのが、どす黒いSFでミステリでラノベでしたのです。
自分が知ってるお気に入り。と、まだ知らない膨大な名作って名作、ハヤカワ系統と漫画?を、全部
知ってるんじゃないかこの人……て気がしてしまう怜悧なハイブリッド。サイバー。ロジカル。ユニーク。
神様が1個作ったがごとく几帳面に雑多に構築された世界観を語る、だけでも通用するんでしょうけど。
(ファンなら。)そこで何が起こるのかというと、冒険。だそうな。メイドとお嬢さまの。

ラノベにありがちというか必須な……あれやこれや? あります色々あるのですが。
お嬢さまは殺害されたオリジナルのクローン、その暴行殺人犯の脳神経を移植したロボットがメイド、
とても複雑なあれやこれです。簡単に言うと、可憐なメイドさんの中身は変態オタ。(でもある。)
死刑より過酷な無期刑、想像を絶する内容を自ら選んだ人です。理由は冤罪をいつか晴らす可能性。
曰く「生身の女に興味があると疑われるなんて、ひどい侮辱」なんというか……立派な変態さん!

事件の真相を求める冒険、にて作者の語るお題はジコドウイツセイ、持続する自己の感覚。です。
それには唯一無二のそこなわれてはならぬ価値があるのか。容姿や能力を超えた条件でなお、ある
モノにとっては空気みたいでもないモノは渇望するのか。そもそもその正体って、何。
主観性とか自意識とか個性とかいう類似語も出て来ます、難しいですが、ストーリーは痛快。
エンターテイメントです。突っ込んだら膨張するんでお好みで。て感じなのかも。
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