投稿日時 2012-06-12 15:14:58 投稿者 m このユーザのマイページへ お気に入りユーザ登録 |
投稿者コメント | |
と泳ぐ」 お話のタイトルです。意訳は多分、チェスをする、で、このように指すのは主人公だけです。 なんで猫で象で水泳か。それは1枚ずつ包装をはぐように読んでったほうが楽しいです。 彼は本名のでない主人公です。その棋風で名手の名前と、称号を贈られました。称号とは「盤下の詩人」 名手は現実に存在したグランドマスターです。日本に来た時目隠し同時対局をやって全勝したそうです。 主人公は人形の中に入って音で駒の位置を判断します。人形も実際に存在しました。焼失したそうです。 ネタバレ全開。 こっちはえらく大事な事でもないのですが大事なほうのネタバレもいたしますよろしいか?彼は。 唇に脛毛をはやした成人になっても人形におさまる大きさを超えませんでした。 なんかヘンな文ていうか目を覆いたくなる残念さを含むような。他の作家じゃ無理!とかいうよりも必然、 こうだと非常にふにおちるところがあるのです、というのは……そこを説明できたら作家してます。 詩人の対局。なんてシロモノを文字で(チェスを知らない人にも)見せてあげるとゆうコトなのです、詩人と くるんだから、大体ご想像でしょうが?俺はやるぜ!だの俺は強いぜ!だの言うタイプじゃない、どころか 見た目には上記のように並みのご様子ではなく、草食ヘタレのヒッキーです。詩人で英雄です。エー? 英雄ってのは違うねってお思いでしたら、強いぞ!でわないがんばって!と言いたくなっちゃうというイミ なので勇者でもアイドルでもいいです、とても愛された人です光にも闇にも。 ひとつには、彼がおそれを知る人である。からではないかと思うのです、ヘでヒキで支持したくなる理由。 相手を負かして踏んづけたりはしません。彼の戦いは優劣を競い勝敗を決めるものではありません。 著作中でもレアな部類かもしれません。なにしろだだ甘いお菓子がなんかうまそお!(珍しいです)イエ。 特色ごってり、出てるわりには万人向けです。 特色とは?毛とか。正しくは毛ではないし多分毛専門でも ないですが本作では毛で、十数年洗ってない布巾で、鎖につながれた象で際限なく……ああネタバレ? 閉鎖的で低温高湿、闇の中静かな狂気が止まらないー!みたいなとこです。プラス気品。 品格って修練で身につけるのは絶望的な(気がする)のに、醜悪や俗を書いてもある人にはあるという。 かいたものは残るので。時間に耐える偽装は滅多にないです、もっともモノカキは悪魔のお仕事のうちで キレイに騙ってくださるのならむしろありがとうございます、ですけども。 ところでラジオ番組をお持ちなのはご存知ですか?作者が。人の本の1節を朗読したりされるのですが 作風とはおよそ別なカンジの、何度か聞くと半強制的自動再生しそうな、ある種トラウマな声色と速度、 実際このように本を読むんであれば、さぞ多くを読みとることが可能であろうと思うような、朗読です。この お話は。コレです、エアCD封入特典ぐらい、あってます。 * * * 棋譜の形で書かれた部分が出てくるのですよね。ちゃんと読んでて口絵と首っ引きしたら分かるように なってる(解説ってほど無骨なものではない)のです、そうしないかできないかを見込んである気が…… つまり、知りたい奴はチェスにハマれ。本気と書いてマジでやれ。という罠で呪いに見える気がします。 ちょっと教わってみたのです。(チェス入門というその名もズバリなサイトの教え方は大変懇切です)、が 自分にはおそろしく高度なゲームです。ちぇす。 駒の種別に6種の法則。ナイトの動かし方とか難解と言うより奇怪です(線かきこんでいいですかッ?) 王様は相手に取られる場所には動けない(ジサツ禁止ってコトですね)その場所がワカラナイんだけど; (2手でこれが取れますよと。言われたらまあなんとか。敵は動かない条件で2手が限度枠です) 手を読む、と言ってるのは、もしかして本当に確率比較してるの?取ると守ると相手の対応全部?開戦 した瞬間から?……それとも感覚的に、半音上げ下げ2個以上付いた譜面が歌えるとかそういう類の? (どっちにしろそれは人間ワザですかと思います、将棋では取った駒も使い回すのだそうですね) この暗号棋譜の呪いを解いて自分がもうひとつの意味を手にするのはいつ……じゃなくてできるかしら。 コンピュータが世界チャンピオンに勝てるようになるまでには、随分かかったんだそうです、栄えある勝者 ディープ・ブルーさんは、その名誉を守るために解体されてしまった、とゆう話だそうです。 頭が良い人の頭って良いんですねえ。 |
||
最大化 | アクセス解析 | ユーザ情報 |
▽この画像のトラックバックURL▽(トラックバックについて) |