投稿日時 2023-03-21 14:58:39 投稿者 m このユーザのマイページへ お気に入りユーザ登録 |
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有とか奇特とか殊勝とかおよそ有り難い→良い、でわ稀に見る最悪は、口に出すのも恐れ多い? 恒例少し前の本の話。自分の現役時代より確実に面白く豊かになってるよーだのに誰も読んでないピン札みたいな、ではないそこそこの手擦れ加減、新聞広告欄にばーんと載ってた絵!憶えてます、児童書だったのこれ。つか大きないえ可憐な文学お嬢様がたに愛読されたのだと思います。その歌声は天にあふれる(CORAM BOY) コラム少年?コーラム養育院のです。孤児支援体制を開設?整備?することになる奥方のいる領主の家、の音楽家志望の青年と、その弟妹の家庭教師を母に持つ音楽が好きな娘の間に生まれた私生児。娘の崇拝者がその命を助けて、というのも彼の父が鍋釜+赤子を売買しててってお話でして、ややこしい?芋蔓な大河なのです。 ノリのいいストーリーと文章です、人名と断片がぞろりと太く繋がった瞬間の鳥肌、最初から読み直しました(頭の良い人はずっとわくわくできるでしょう)韓ドラ展開を欧州映画の格調でやったよーな絢爛。 君は誰を?と尋いてくる訳者は青年の盟友推しだそうです、イイ役なんですよーナイのは金だけみたいな光属性ナンバー2キャラ、誰でも虜にしてしまいます。自分もタイプですが、最初は初々しいジュニアが、空に届いたヒバリ君なら彼です。始祖は最も太い縦糸である音楽青年つまり彼の父親、でも結局何のと言うなら十八世紀産業革命前の子供たちの、歌わないのも含めてですね。幕開け幕引きする人は一見脇役、悲しい子供の守護天使(たる良心)です。作者曰く、登場人物全て愛を注いで書けたのだそうです。たしかに、悪魔の如き人買いでさえ魅力的というか愛を知らない人ではありません。人を愛す人も人を踏み潰すような真似ができる。善悪にも完璧を求めがちではあります、比率が近すぎるとキモいですね。キモイ親子推しって人居ると思いますよ性癖?まあ性癖でも。 |
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