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みてみん |
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投稿日時 2023-10-17 15:29:45 投稿者 
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投稿者コメント | |
| と羽音を追うと、天井灯を囲む十個以上の緑の点々。眠気も吹き飛んで、総撤収まで小一時間のすったもんだで季節の移ろいというか、夏の断末魔は大げさか、再会まで忘れられないように嬉しくない置き土産を残して去る、のじゃないかと思ってる。赤い花が禍々しいほど赤い、期間はそれほど長くないあれは相当頑張って気合いで出す色か、生き急ぐ凝縮の濃さなんだろうと思う。最近白いのもクリーム色のも、昨日はオレンジのも見た、しぼんだ時でも赤ほどみすぼらしくならないかもしれない。同じオレンジ色のもうひとつの花も姿を見せた。非番明けの二日ぶりに外に出たらあの、圧倒的な気配だけがあって、蕾の時から匂うと初めて知った。空ごと染め上げたような、少し極楽に近づいたような幻想的な現実世界にわくわくする。と同時に、昔の職場の上司の「別れて家を出た時の香り、大嫌いなこの時季」て話を思い出す。忘れがたい辛さを笑い話にするほど忘れたくない思い出、なのかなそれとも良くも悪くも華やかすぎる甘い香り、かな。 | ||
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