投稿日時 2013-07-16 15:09:23 投稿者 m このユーザのマイページへ お気に入りユーザ登録 |
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夏休み気分を楽しむ手段のひとつです、知らない本一冊、数冊。書架から抜き出してくる。 小中時代に戻ったつもりでいく。読書感想文はナイ、だって大人ですものっ大人最高!……あの 読書感想文というやつ、コドモにゃー難題でした。だからさせてるのかもしれませんが。さておき 広大な本棚にまよう。……アドベンチャーロマンです。 図書館で、コストパフォーマンスを追及するなら美術書・写真集あたりの豪華本。恍惚ですね。 大判が多いので欲張ると道中が重い。一字あたりの単価でしたら詩集に児童書です! まあこんな大人げない勘定しなくてもあらゆる本を読む権利が大人の特典ですか。 染谷果子(そめや かこ)さんという人の児童書「あわい」 美しい日本語です、あわい。間のことですね、何の? 背表紙のワカラナサがひっかかって抜きました、微妙な?ひっそりした幽玄な?イメージ、よりも 装丁からは少女探偵**捕り物帳!てな連想もします。**は主人公名は、あわいさん。 秀才肌のかたのだと思います絵も字も。 疾走する軽さ、うねるように盛り上がる勢いと広がり。天性というのかもしれないけど、正道? 名前で題名の説明は作中にあります。ジャンルは妖怪モノ、でしょーか。百鬼夜行をしようとな。 妖が見える、人の一人であるあわいさんは四つ辻のコンビニの一人娘で六年生、不登校中です。 お話が作りやすい、のか、今やそういうのが普通なんだか昨今児童文学のワケありのコドモ率は 何なんだと思いますが、悲壮……ではあるんだが。あわいさんのは追い込まれたんではない。 料簡です。甲虫から爺までいれる鷹揚な人である。 爺は腕の立つ日本の職人さんです。非親族、ゴテる客です、あわいさんの器量と手腕と詳細の 開示に注目だ。なくなったお婆ちゃん(見える人)がいるのです彼女には。 和菓子屋総領、非親族の姉きなこさん( 〃 )もいます。嘘がう……気転のきく参謀です。 カブトムシはヘラクレス君です、ヒトーコーのヒキガネです。 妖怪側。別誂の猫又むじな。猫又漆黒さん。そーですカッコイイ漆黒さん、を。ふるふるさす本編 立役者がむじな(蕎麦ですと具が揚げ玉+ 揚げ)お名前は……名前にこだわりはなさそーだ。 敵方……というかミッションの障害となるのはあわい家の嫁のお母さん。 もとい妖をないがしろにし、根絶を願う人、ということになるかというと。妖怪は人間の敵ではない らしい。人間のが強い、本当に強いなら怖がったり邪険にするこたないのですが、あちらとしては 人間要らないわけでもないと。 仲良くしなくちゃいけなくないのですね。 利用する。貸しを作る。してやられる事あればその逆もある、何だかだしてかかわっていくあわい さんではないかな。不登校の元凶となったナニカともそーするんじゃないかな。 続編がときじくもちです。次は餅、作者は蚕か蜘蛛みたいに編む。 追記。表紙&挿絵は鈴木びんこさん、○ではなく濁点、忘れにくそうなお名前です。 |
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