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みてみん |
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投稿日時 2024-03-19 16:08:34 投稿者 
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年間出し入れがなかった本箱（文字通り。白菜かなんかのを塗装して目隠しに喪服帯地を付けた）の整理中。奥から取り出したコミックスの天に貼り付いていた黒い大きな柿の種の如き……そうアレだ、生きてはない、のが何の幸いにもなってない、手元に引き寄せるまで露知らず、至近距離でまともに視界に入れてしまって呼吸が止まった。 投げたり落としたりするともっと恐ろしい事になる。そのまま戻して数十秒、何がそんなにって、形状や性質というよりは（もちろん形状で性質だけども）存在自体が絶望的なインパクトなのだ、過去の忌まわしい思い出を鈴生りにまとわりつかせて、あたかも自由意思を得た呪いが走り回るのを見る気さえするのだ。 昨年、二回目視して黒い毒餌を設置して以来、爪サイズの干物を靴の箱の中で見つけただけで案外いなかったのかと思っていたけど……（絶句）箱の底にも小型干物を一体、よく確認してない何せコワい、足が縮こまっていたって油断ならぬ。ところで貼り付いてた、と書いた通りひっくりかえってなかった。水を求めて狂騒したよりは、あたかも本の海にて行き倒れたテイである。段ボール箱は雪を頂く山稜じゃありませんが、本？封神演義。趣味は良い。 |
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