投稿日時 2013-11-19 14:32:32 投稿者 m このユーザのマイページへ お気に入りユーザ登録 |
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ない時を問われるとそれもないですがスランプで。 雨月(翻訳物は訳者によって違う事がありますね?一般人にもわかりやすく 流麗なと評される通りの文章の、日野龍夫さんという方のを読んでおります。 本書出版年度中に助教授ではなくなられたようです。ハルサメモノガタリと いうのを次に。とおすすめです。Ⅱらしい)物語第7のお話。 蛇性の婬。 ジャセイノインです。婬≒淫。と言われなくても人によっては触手と自動変換 (君はしないでしょう)されそうな古典にして白眉の成人向けタイトル。 でわ抜粋してみましょう。何をって……まあわかるよ。 つひに枕を共にして語ると/赦しなき旅寝は親の罪し給はん――by豊雄さん この一杯(ひとつき)に千年(ちとせ)の契りを始めなん/二本(ふたもと)の杉 のしるしありて、喜(うれ)しき瀬に流れ合ふことは――by真女児(まなご)さん 日々に心とけて、もとより容姿(かたち)のよろしきを愛で喜び、千年をかけて 契るには、葛城や高間(たかま)の山に夜々(よひよひ)ごとにたつ雲も、初瀬 (はつせ)の寺の暁の鐘に雨収まりて、ただ相会ふことの遅きをなん恨みつけ る/性(さが)は婬(みだり)なる者にて、牛と孳(つる)みては麟(りん)を生み、 馬とあひては龍馬(りょうめ)を生むといへり――by語りと高僧 ご期待と違いましたか(ヘビに手はありません)多種多様です。 特に山だ川だの長いフレーズが。全然意味不明……でしょう雲雨(うんう)で ズバリそれ、もさす言葉になるらしいです、ぐぐったら由来とか。ズバッと。 きませんね?まるっと入力してみると意外と。 たらたらした書き方が盛り上がっていってシメる感じがしませんかね。 旅寝は外泊、だそうで下心以外は安全な表現ですが、背徳感がえろくさい。 その気で疑ってかかるから何でも臭いです。 お釣りなのです。 時代を問わず狙った盛ったはあっておかしくないですよ、釣った証拠に作中、 実際にコトに及んだ場面とは上の引用中、1こしかありません。 そーです雲雨。現在劣勢であろう雲雨が特別えろえろしい。 当時の人は雲雨でどんだけドーパミンを垂れ流したのかはかりしれません。 が。何という幻想肩すかし出し惜しみワザ。 (千年分も1度開けたらなくならないまでも減るとお考えなのでしょう)これは。 何かに似ている気がします。エロ臭くて怪奇だが滑稽な所もあってイイ話。 ……王道といえばそうです。ご遠慮して主人公豊雄さんの美形は。 後付けを疑いたくなる美形のヘ、今でいうニート、真名児さんはこの世の人と 思われぬ美女の(遠慮)です。 このお話は恋の対決物語、漫画向き。か歌舞伎かオペラか、能では違う感じ、 典雅な文面ではありますがすったもんだの末というやつです。 ハッピーエンドかそうじゃないかは、どちらに肩入れしても分かれるでしょう。 次のお話になります青頭巾は色々対極的、こちらは鹿爪らしい、重い、背徳 の高僧、挿入歌は禅問答からとられています。雲雨よりも難しいというのは。 禅問答には正解がナイ、人に聞いてはイミがないそうな。 解いてみなくても(皆目ワカラナくても)昏い寂れた良い色をしています。 |
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