タイトル | そうとう | ||||
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コメント | 違うってのは認める。 学級文庫の定番の一冊だった名作。「家泣き子(という妖怪)?」とか思ってました、文語体か。 雅なタイトルだ。(などと思う児童がいるならコヅラニクイ) レミさんそれともペリーヌさん?に至っては、本書の解説でやっと積年の謎が。作品が兄弟です。 読むべき本とはいつか必ず出会う本、この前読みました「家なき娘(むすめ)」。 原題の直訳はシンプルに形容詞抜きです。主旨を託されている人物は、ヒロインの旅のゴールに いる祖父……かもしれません。叩き上げの裕福な事業主。 が、どう変わって何をするか、で変わった原因がタイトルなんではないかと思います。 同じく名作ヒロイン、セーラ=クルーさんと共通するのが、零落したお嬢でバイリンガルで、印度で ハズしちゃった父君と……ほのぼのするトコロですね。登場しませんけどね父上。 セーラさんの女王様プレイ、プリンセスたる心意気と資格のコトですが「姫様素晴らしいですっ!」 と世界のまん中で絶賛したくなるのに対し、ペリーヌさんの場合。 「姐御、すさまじいっす;」おそれいりました、となります。ヒロインなのに。 空腹のあまり木の皮(白樺です)をはがして食う。大事に食いつなぐべきパンの誘惑に屈服する。 卵もあったら如何なる卵料理でも拵えちゃう、と空想たくましくするのはいいとして、鳥の巣を空に してしまうー、相手(鶏ではない鳥です)の出方を見ながら重ねるあたり。 卵も牛乳も人間は強奪してきた事実。とはいえまあひく、んだけどモノノカズでもないわとゆうのが 自身の手で獲得し、構築し、零から這い上がっていかれた経緯の詳細(完訳だそう)です。 靴や下着やスプーンを自作されるエピソード、面白いです。靴(エスパドリュです)の素材は採取、 生地は「一番安いのを」食費の余剰分で購入なさいます、スプーンは資源ゴミ(缶)を加工。 どーやるんだ?少しずつ何回もの努力ですよ近頃じゃウケないみたいで。 才覚と人物を認められても、父の情報は渡さない。 予測できる結果が危険すぎるという、計算の結果です。 では新しい家族とつつましい生活を得る、安全策を選べるチャンスに乗らなかった理由は? お母様の遺志です。 母上がそうしなければと思い、十になるやならずで母よりしっかりしてた娘が従った最終目標。 原題がシンプル、ともちょっと関係ありそうです。実は主語がでかい、んじゃないの? |
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iコード | i140121 | 掲載日 | 2015年 02月 03日 (火) 15時 20分 01秒 | ||
ジャンル | イラスト | 形式 | JPG | 画像サイズ | 580×500 |
ファイルサイズ | 79,379 byte |
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