タイトル | えは | ||||
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コメント | 付録。 映画の話です。密林特典オススメ、ゴシックホラーかと思ったら違った。 サーミの血。トナカイを飼って暮らすラップランドの血統です。 「故郷に帰ればそれなりに生きられる」少女がそれより上を望んで頑張った、という内容。 経過を書きます。単身、スウェーデン人を装ってナンパされに行ったのがばれ、喧嘩して家出。 寄宿の女子校に潜り込めたものの、学費を工面できず家に戻って財産相続を迫ります。自分のトナカイか父上の 銀のベルト(当主が代々受け継ぐ物っぽい)を売ってお金を作って。 大冒険と書くだけでは伝わりませんが、動機や経過が丁寧なのと若い女の子、ですからねえはらはらします。 当初は「教師になりたい」でした。彼女に目をかけてた北欧美女教師が答えますきっぱりと静かに。無理。 あなたたちの脳は小さくて適応できない、研究結果が。容赦ない。少数民族である彼女らは、保護されついでに 計測されて蔑視され、抵抗すれば大人にねじふせられ、馬鹿な男の子に嘲られているのですクサいって(差別が ダメなのは、したほうが野蛮人に見えるってのもあるからかもしれませんね) この程度でめげないヒロインは、都会の王子様を見つけます。太そうな彼のお家にアタックかけるのです。彼は 親切ですが周囲は珍客の扱い、このくだりは人魚姫を連想します、彼女は歌えますけど。ヨイクは(民謡。ネズ ミ―大ヒット作のアタマでも流れてたらしいです、巫女さんの鼻歌、とか言うと余計想像つきませんか、哀愁を おびた神秘的な歌です)よかったちょっと長かったけどねなんて王子様が言う。 芸のように見られている伝統文化、人種という枠にはめられる個性。派手な首輪をつけたような民族衣装。 逃げ出すためなら何でもする主人公(エレ・マリャ。てお名前を嫌って自称はクリスティーヌ)です。儚い恋の 発展中、と妹とお風呂(着衣で寒中水泳)の時だけ少女らしい幸福に輝いて見えます。あとは大体温、まあ可憐 じゃありません表情です話を戻して、決戦対決。果たして、却下されますさあどーなる? 応援したくなるかしないか、訊かれる気がしますよ?故郷を捨てて誰も味方がいなくて、やむなく無断で借りる 場合も貸してって言ってきたりもする娘さんだけど、今は制限されてるからで行動力はあるんです。お隣の子が もってるものを欲しいって思っちゃダメですか。 野望にまっしぐらすぎて距離をおきたい人ではあるのです。(一見コワそうな女子高の先輩は案外友達かも) 薄情者が田舎の町に後足で砂かけるというやつで、妹さんに直接かかったであろうとは容易に想像がつきます。 差別が横行する中では、抗う者を受け入れる者にも相応の覚悟が必要です。差別がいけない、チャンスは平等に 与えられるべき。もちろんそうですでは、差別される人に何かしてあげられる?と聞かれたとして自分は。 せいぜい何もしない?か森へ帰ればとは言うかも。 教師らは鞭をくれてます。王子様の家はケーキをくれるのですが、絶縁しながらでも彼女を理解してくれたのは 実家です。お話は妹の葬式に来た姉で始まって終わります。都会に染まって頑なまま老いた姉は、人知れず許し を乞うのです。それは己の過ちの謝罪で、後悔を非難されたくないという事か。 後悔しない決意を詫びてるのかもしれません。いつか変わるまで積み重ねていくしかない。もしもうワンチャン あったら同じ道を選ぶのだろーなー。許す事ができるのは乞われた人だけです、許すんじゃない? |
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iコード | i434201 | 掲載日 | 2020年 01月 14日 (火) 15時 20分 01秒 | ||
ジャンル | イラスト | 形式 | JPG | 画像サイズ | 159×300 |
ファイルサイズ | 14,626 byte |
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