タイトル | お江戸 | ||||
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コメント | あやかし物語~つくろいものやはじめます~(水沢いおり/石橋富士子) A5版、なりの厚さで本文すべての見開きに絵のある本です。上のえとはかなり違います; 蒐集趣味のある人にはきゅんときそうな、何かモノとしての3D存在感がありまして、宝物 箱を持ってた頃のカワイイ見つけた☆を思い出すんだけど持ってました?今も持ってる? お店で買い集めたより川原で拾ってくるよーなのの。本は買えますけど。 絵本、とは違う雰囲気です。 (ものすごく絵の多いというと 「みどりのゆび」 岩波少年文庫ですがこちらなど絵本の趣き) ビジュアルノベル、のほーが近いでしょーか。江戸のトリビア的絵解き頁もあります。 着物もクラフトも、絵も。あーなんとなく? フルカラー頁にはめくったら色。満開の花を咲かせたようにぱあっ!で、モノクロ頁。陰ると いうような演出効果あり、濃霧や吹雪で距離感が消えたような無限大なイメージもあり。 両方あって呼吸するような塩梅です、総頁フルカラーよりもしっとりと来るんではないかな。 詮索はお行儀よろしくないですが、作者と絵の担当者の年の差ひとまわりほど。 姉妹(ではないですよ)たとえば雪白ばら紅、似てない仲良し姉妹の、合作……みたいな。 それぞれ思う方向に楽しく。おやりになったよーなんだがぴったりとはめ込んだのは、経験 豊かな絵師の功、自由で気持ちの良いお話の気風は作者の恵まれた才能です。 何のお話というと。 裁縫箱から飛び出したという待ち針、縫い針、多分糸切鋏の、つくも神の針仕事。 イキでイナセな姐さん、の使役老女、と妖精(ショタの絶品。らしい、にや)三体一組チーム。 顧客カンケイスジ他、人ではないものと人と。通りすがり級の人も地に足をつけたカワイイ、 フツーも負けてないのです。 長屋が軒を並べ、行商も小僧さんも別嬪さんも舟も行き交う。様々の人や物の集まる江戸 ……のくらし。ちなみに作者は北海道生まれですと。 「あやかしの店のお客さま」 時系列的には続編ですが両方向可の作りです。全色並べて 確認してみたくなる詰め合わせ、一冊としての色あいも少し違っています。 針供養で旅行するお話、大晦日の集金から集会、蝶々さん。自分的赤玉青玉黄玉だ。 |
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iコード | i81737 | 掲載日 | 2013年 08月 06日 (火) 17時 08分 52秒 | ||
ジャンル | イラスト | 形式 | JPG | 画像サイズ | 300×300 |
ファイルサイズ | 35,005 byte |
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